んん・・・?ふぁ~\(~o~)/
ぐっすり快眠で目覚めると俺は雲の上にいた。。。
標高高い雲の上からおはよーございます!
そしてまた寝る(^q^) pic.twitter.com/uYZKycgLXf— あっきー (@zero123456789) 2018年8月12日
半分寝ぼけてて状況をあまり把握してなかったが、昨夜ペルセウス座流星群を見るために、山の高地にある「平和の像公園」へ来ていたのを思い出した。
流星群がとても美しく、昨夜は超快眠。おかげで二度寝してしまった。

神々しい平和の像が朝を告げる・・・(俺「二度寝しまーすw」)
結局、起きたのは朝8時前。。。あれ?
YA☆BA☆I !!!!
水平歩道へ行くためのトロッコ列車の始発時間が迫っていた!!
いっけねー!遅刻遅刻!!!
雲の上から、街へ向かって、狭い山道を下る下る。

平和の像「またね~☆」
狭い車道なのですれ違いはできない・・・
出会い頭に対向車とぶつかって、「イテテ・・・」的な、少女漫画的展開にならないよう祈りながら、ようやく街へ降りたのは八時半前。

途中、ハトに進路を妨害される悪質な嫌がらせもあったが

無事到着!!ここからトロッコに乗り、黒部峡谷の山奥深くにある「欅平」という終点へ向かう。
今回の水平歩道の旅は日帰りの予定なので、1分たりとも時間を無駄にはできない!(ハト覚えとけよ!!)
トロッコの帰りの最終便は17:00なので、17:00までに帰ってくる必要がある超ハードスケジュール。

可愛らしい謎の生命体がトロッコをお見送り。
可愛いけど、動きで中におっさんが入ってるのが分かる。

ガタッ・・・ゴトッ・・・
ここからは1時間半のトロッコ旅になるのでダイジェストでお送り致します。

ガタッ・・・ゴトッ・・・

ガタッ・・・ゴトッ・・・

ガタッ・・・ゴトッ・・・

ガタッ・・・ゴトッ・・・

※文章の手抜きではない
到着!!終点「欅平」!
いや~~トロッコの旅だけでも来るに値したかもしれない!!
観光アナウンスがトロッコから見える風景を解説してくれて、全然退屈しなかったどころか、とても楽しかった(^O^) マジでトロッコ乗るだけでもオススメ!!
ここ欅平は、車では行けない山奥とだけあって特別な場所感があって良い(o^^o)
温泉もある、飯屋もある!!
でも~俺は水平歩道へゆく~!
・・・・しかし水平歩道の登山口が見当たらない。。
ネットで調べてみると、どこかの温泉近くに登山道があるという。
温泉温泉・・・あった!欅平から歩いて40分先の場所に温泉発見。
水平歩道の前にまずはここまで行くのか・・・
帰りの時間も考えてモタモタしたくないが、せっかくなので風景も楽しみながら40分歩き続ける。

熊と遭遇して一度生還したとはいえ、熊は怖い。唐辛子スプレーを念のため常備している。


あと20分・・・道がどんどん険しくなっていくような気がする

お化けは大丈夫!
お化け屋敷で社交辞令で驚いたふりしてあげるくらいお化け大丈夫!
出てこいや!

黒部峡谷の大自然は、今まで見てきた自然とは違い、どことなく険しい感じがするのだが、それがまた良い。

熊が出てきても違和感なさすぎるだろ・・・。
人里に降りてくることは少なくても、こちらから山深くの熊のテリトリーに足を踏み入れてるので、本気で警戒しなければ。

つ・・・ついにあった!温泉!!!
しかし何かがおかしい・・・。
水平歩道の「水」の字も見当たらない。もしやと思いネットで調べなおしてみると、
なんと水平歩道入り口は、最初に降り立った欅平駅のすぐそばにあったのだ!!!
40分かけて何してんだ・・・俺は。
来た道をふり返ると、そんなに険しい道でも無く、整備されていたので早歩きで戻ることに。

結構スイスイ戻ることができ、行きの40分に対し、戻りは15分くらいだった。
途中ですれ違った清掃のおばちゃんに「お~お~、兄ちゃん元気だね~、若いね~」と褒められて思わず、ニコッ!と親指立てて「いいね!」ポーズとったけど、ただ道を間違えて慌てているだけである。
欅平に戻りついてみると、凄く目立つところに


水平歩道入り口を発見!!(なぜ気づかなかったし・・・)
時刻はもう11時・・・

道中はこのような急な上り坂がひたすら続く。
実は水平歩道よりも、この登山道の方が過酷だったと思う。ここで体力の七割方を使ってしまった。
途中で水平歩道から来たと思われる下山客とすれ違い。
情報収集をしておこうと「水平歩道どうでしたか?」と聞いてみた。
どんな装備が必要なのか、とか、危険なポイントとか、あったら知るに越したことはない。
するとおっちゃんから一言、「うん、凄い良かった。」
・・・うん!(全然参考にならねぇ~w)
とりあえず水平歩道が”良かった”ことだけは確認したので、登山を続ける。

ふり返ればもう雲の中。しかし水平歩道へたどり着くまでまだまだのようだ。

こんな場所で熊と出会ったら逃げようが無い。逃げる体力も無い

お・・・徐々に水平歩道っぽくなってきている!!

キター~~~~!
水平歩道始点!ここから先が片道13キロの水平歩道の始まり。
しかし既に体力を消耗していたので一旦休憩。足元フラフラで断崖絶壁は歩きたくない。
水平歩道はその名の通り、ゴールの「仙人谷」まで、ほとんど同じ高度の水平な道が続くため、ある意味体力的には「楽」な方だ。

おお・・・これは怖い。。

しかしここから見れる景色は壮大だった。

たどり着く人の少ない山奥の峡地、まるで仙人でも住んでいるような異世界観。
向かいの崖にくっきりと見える「水平歩道」。こうしてみるととんでもない場所にいるのだな俺は。

このような狭い歩道が延々と続くのだが、不思議なことにしばらく歩き続けると、感覚が麻痺してきて、怖いと感じなくなった。これは危ないことなので、一旦休憩してスマホで水平歩道の事故ニュースを読みながら気を引き締める。

落石の影響で臨時で作られたような橋。

ひいぃ・・・

ここが水平歩道の中間地点にして、絶景スポット「大太鼓」!
グーグルマップにもしっかり地名が記録されている人気スポット。

突出した断崖絶壁にあるため、見栄えが良く、ここで写真を撮るためだけに来る人も多いとか。

道中で鉢合わせした男性に撮ってもらった。

男性からは親切にも軽食を頂いたり、ゴール地の仙人谷の状況などを教えてもらった。こういう過酷な状況だからこそ人の優しさが暖かい。しかし俺がお返しをするほど何も持ってなかったのが悔やまれる。

しばし歩みを進めると見えてくるのがこの『万年雪』。夏でも溶けずに辺りに煙のような冷気を放っている。
そしてこの近くを流れている天然水が驚くほど美味かった。湧水や天然水は何度も飲んだことがあるけど、間違いなく黒部の天然水は群を抜いて美味い!
ビンに詰めてもって帰りたいくらいだった。
余談だが・・・

欅平駅のすぐそばには、この天然水を使った手洗い場があるのだが、あまりに綺麗で美味しいため「飲料水」としてもそのまま蛇口から飲めるようになっている。

断崖絶壁だけではない。道中には時折、このような洞窟も待ち受けており、これまた意外と本格的。
軽い気持ちで中に入ると照明もなく、延々と出口が見えない洞窟をさまようことになる。
なんか本当に「冒険」してる感じがして俺は好きだ!
と・・・ここからはカメラのバッテリーが切れたので、語りのみになるが、仙人谷までたどり着いたものの、帰りのトロッコ最終便の時間を考慮して、そのまま往復して帰ることにした。
温泉もオーナーが本業の建築業で忙しく、営業していなかったので浸かることができず。
まあ終始バタバタしてしまったが、トロッコの旅&水平歩道の絶景は、見るに値したと思う!