
やあみんな!
僕は今月めでたく、個人事業主として独立しました。
そこで今回、独立するにあたって、どのような手続きや処理をすれば良いのか、自分が身につけた知識を
これから独立を考えている人のために書いていこうと思います。
じつはとても簡単なんです!
開業するまでの流れ
実はとても簡単な個人事業主開業
開業するというと、とても難しいイメージをもってる人も多いと思いますが、実はとても簡単です。
もよりの税務署へ行き、開業届書類一枚に、名前と住所とマイナンバー、屋号、を書いたら、あとはハンコをパンパンと流れ作業で押してもらって終わりです。5分~10分で終わります。
お金もかかりません。住民票もいりません。
必要なものは、印鑑とマイナンバーカードだけです。
会社に勤めながらも開業できる
会社と雇用契約を結んでいる状態でも、個人事業主として開業できます。
一見、ダメなように思えますが、実は労働基準法には触れていないので法的にはなんら問題はありません。
しかし会社独自のルールとして、雇用契約を結んだ状態での開業を禁止している場合もあるので、事前に会社に確認しておいたほうが良いでしょう。
ちなみに個人事業主として登録しても、『収益』が発生時しなければ会社側にはバレることはありません。(収益が発生すると源泉徴収でバレる)
なので活動の実態はないけど、無料だしとりあえず登録しておこう、といった登録の仕方もアリなのです。
屋号を決めよう
「屋号」とは、法人でいうところの「会社名」みたいなもので、個人事業主として活動するうえでの「活動ネーム」です。
あとから変更することもできますし、屋号は最悪なしでも登録はできるので、無理に書かなくても良いのですが、やっぱり商売するなら客に覚えてもらいやすい名前がいいですよね。
なるべくその職種、仕事内容が分かる屋号をおすすめします。例えば、デザイン系の仕事なら「○○デザイン」みたいに名前に仕事を連想させるワードを入れることです。
難しいのは開業したあと
開業するということは、今まで会社がやってくれていためんどくさい事を全て自分でやることになるのです。
特に、個人、法人の事業主さんたちが避けて通れないのが『青色申告』です。
これについてはのちほど後述しますが、開業するうえで絶対に覚えなければいけないので、時間があるなら今のうちからでも勉強しておきましょう。
開業してから変わること
社会保険は全額自己負担で!
当然ですが会社に雇われてるときは、社会保険料の半分を会社が負担してくれていましたので、独立した場合これらは全額負担になります。
帳簿をつけなければいけない
開業したら、発生した売上や、経費などは、こと細かく記録して帳簿をつけなければいけません(これが大変)。これで1月から12月までの1年間の損益を記録し、翌年3~4月に税務署に申告書を提出する義務があります。

『家計簿と同じ』みたいな感覚で適当に書いてると、この帳簿に苦しめられることになります。たくさんの細かな記入科目、賃借対照表の書き方のルール、そしてもしこの帳簿に間違いや不審な点があったりしたら・・・税務署が調査に来ます(笑)
そしてもし『脱税』が疑われるようなことがあれば、追尾課税といって、さらに多くの税金を支払わされます(ガクブル)
ただしこの青色申告の帳簿付けは「青色申告会」といった協会にお金を払って一任することもできます。年間7~8万ほどしますが、帳簿を勉強する余裕がない方はこれも視野に入れておくべきでしょう。
また青色申告よりも簡単な「白色申告」というのもあり、こちらは一般的な家計簿感覚で記帳できますので、初めての方はこちらをおすすめします。
ただし青色申告にある特典やメリットは受けられません。(65万円の特別控除など)
また青色申告を使うためには、税務署にて『青色申告承認申請書』を出さなければなりません。この書類は税務署にあるので解禁届を出す同じタイミングで申請しても大丈夫です。
ただし「開業してから2ヶ月以内」、もしくは「その年の1月16日~3月15日」以内に提出しないといけないようです。
レシートや伝票を保管する習慣をつけよう
前述の「帳簿付け」に絡んで、レシートや伝票は大切に保管しましょう。
個人事業主になると、事業のために購入したものは「経費」にすることができます。
「経費」は税金が免除されるので、支払う所得税を減らすために、なるべく事業で使うものは「経費」として帳簿に記帳しましょう。

そしてその『経費』の証明として、レシートや伝票が必要になるのです。
僕の実感
開業した自分の実感としては、買い物したときにレシートをまめに取るようになったのと、帳簿付け作業を月1でするようになったことくらいしか変化がありません。
特に建築業なので常駐契約さえとれればしばらくは安定した収益が続くので、売上を上げるために営業し回ったり、客引きしたり、四苦八苦する必要も少なく、単独でもできる仕事なので従業員を雇う苦労もなく、今まで通りといった感じです。
逆に営業や客引きが必要だったり、従業員を雇う必要がある仕事だと、苦労も多くなると思います。
なのでどんな仕事で独立するかはとても重要になります。